2016年11月11日金曜日

前文 村岡嗣政山口県知事による上関原発建設予定地の埋立許可の撤回を求める声明

上関どうするネットは、2016年11月11日、「村岡嗣政山口県知事による上関原発建設予定地の埋立許可の撤回を求める声明」を発表し、山口県知事およびメディア各社に送付しました。このブログ記事は、その声明の前文です。
この文書の pdf 版は http://yahoo.jp/box/6Zjx8e からダウンロードいただけます。末尾に jpeg 画像を添付します。

2016.11.11
上関どうするネットの声明文の前文

 村岡嗣政山口県知事が8月3日(水)に、中国電力が上関原発を建設するために山口県に申請していた建設予定地の埋立免許の延長を許可しました。

 私たちはこの埋立許可申請の延長を、とんでもないことだと考えています。
 そもそも、上関原発建設の予定地で生物多様性の宝庫と言われる奇跡の海 田ノ浦の埋立は、手続きの観点からしても申請を失効させるべき事柄です。
 この埋立免許の延長について、遅くなりましたが「上関どうするネット」として声明を作成し、村岡山口県知事に送付しましたので、報告します。

 以下は、中國新聞で報道された埋立に関する経緯です。
 ご参考までに、引用させていただきます。

2008年10月22日 山口県の二井関成知事が中国電力に免許を交付
2011年3月15日 福島第1原発事故を受けて埋め立て工事が中断
2012年6月25日 二井知事が免許延長を認めない考えを表明
2012年7月29日 山本繁太郎知事が初当選。
上関原発計画について二井知事の方針を踏襲すると表明
2012年10月5日 中電が免許延長を申請
2012年10月23日 県が中電に延長申請の最初の補足説明を要請
2013年1月30日まで計4回、補足説明の要請繰り返す
2013年3月4日 山本知事が県議会代表質問で、可否判断を1年程度先送りすると表明。不許可方針から転換
2013年3月19日 5度目の補足説明を中電に要求。
回答期限を14年4月11日に設定
2014年2月25日 村岡嗣政知事が就任
2014年4月14日 5度目の補足説明の回答文書が中電から県に届く
2014年5月14日 村岡知事が6度目の補足説明を中電に要求し、可否判断を先送り。回答期限を2015年5月15日に設定
2015年5月18日 6度目の補足説明の回答文書が中電から県に届く。
中電が2年8カ月の免許延長を県に申請
2015年6月22日 村岡知事が7度目の補足説明を中電に要求し、可否判断を先送り。回答期限を2016年6月22日に設定
2016年6月22日 中電がさらに1年1カ月の免許延長を県に申請
2016年6月23日 7度目の補足説明の回答文書が中電から県に届く
2016年7月28日 埋め立て免許取り消し請求訴訟で、山口地裁の裁判官3人が現地を初めて視察
2016年8月3日 村岡知事が、中電が申請していた埋め立て免許の2019年7月6日までの延長を許可。
上関原子力発電所本体の着工時期の見通しがつくまで埋め立て工事をしないよう要請

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