2019年12月15日日曜日

12月3日緊急院内集会最終報告

12月3日に終了した緊急院内集会「海上ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて」では、会場でカンパと布メッセージを多くお寄せいただきました。
大変遅くなりましたが、その報告をさせていただきます。

【カンパ】
 78715円お寄せいただき、次のように送金いたしました。
  「上関原発を建てさせない祝島島民の会」 73715円
  「原発いらん!山口ネットワーク」     5000円

【布メッセージ】  23 枚
 大漁旗ぐらいの大きさ3枚に縫い合わせる作業を行っているところです。仕上がり次第島民の会に送ります(写真はそのうちの1枚です)。

 皆様のご協力、心から感謝いたします。ありがとうございました。
今後も引き続き「上関原発を建てさせない祝島島民の会」へのハンカチアクションとカンパのご協力をよろしくお願いいたします。(詳細は同会のブログに掲載されています。)

【アンケート】
 当日お寄せいただいたアンケートからブログアップについてご了承いただいたものをご紹介します。

★映像がきれいで現地の様子がわかりやすく伝わってきて、とても良い集会だと思いました。
武本匡弘さんの映像は東京など都会の人たちに広くみんなにみてもらいたいと思いました。こんなきれいな海、世界の海との比較はショッキングです。
★まず、38年間の反対運動に大きな敬意を表します。(私たちはこの7年間柏駅で反原発活動している反原発葛飾連合の者ですが)応援しています。頑張ってください。
★以前スウェーデン人のレーナたちと祝島を訪ね、その足で中国電力にも行きました。それから数年たち今また計画が進もうとする異常さを驚いている。ぜひやめさせてほしい!との伝言です。
★2年前、祝島へ行ってきました。その日水曜日だったので、おばあさんたちが抗議行動をしていました。私も中電社員にいろいろ注文をつけてきました。自然豊かな海を死なせては絶対にいけません。守ろう豊かな海を!
★小中さんの海中写真で瀬戸内海にこんなすばらしいところが残されていること、これを残さなければならないと改めて実感。
★今、このタイミングで集会を緊急に呼びかけていただいたこと、心から感謝します。このような情報共有を小規模でもいろいろな場所で行えたらと思いました。
★原発 0 を目指しています。頑張りましょう。
★電気は足りているのに、原発をなぜ新設したがるのか理解できない。生物多様性の祝島、長島周辺の海をずっと守っていきたい。
★お三方とも大変分かりやすい話でした。
特に小中進さんの歯切れの良い話しぶりには改めてエネルギーを与えられた思いでした。あきらめないぞ! (追記)真水が海底から湧くのは豊かな良い海の証拠。(東北の巨大)防潮堤問題を通じて知りました。
★力を合わせて/力をゆるめずに/共に目標に向けて歩みたい!!
★このボーリング調査について私は恥ずかしながらもはじめて知りました。どんなことがあっても、負の遺産を残すことは止めて欲しいです。未来はこども達のために!!!

2019年12月10日火曜日

【動画公開】12/3緊急院内集会 「海上ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて」

動画アップのお知らせ
緊急院内集会
「海上ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて」
12月3日緊急院内集会の動画をアップしました。
https://youtu.be/6VGs5QFFcPs?t=1
講師の伴英幸さんからは上関原発計画の問題点、武本匡弘さんは世界の海と比べて田ノ浦の海がどんなに貴重なものであるか、小中進さんからは現地で進められようとする上関原発計画の様子、それぞれのお立場からのお話をいただきました。また、チームゼロネットから提供いただいた現地田ノ浦の船上からの録画もあります。
ぜひごらんください。そして、周りの方々に広くお知らせいただけると幸いです。
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緊急院内集会
「海上ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて
日時:2019年12月3日(日)16:00~18:00
会場:衆議院第一議員会館1階 多目的ホール
司会:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局長)
<問題の解説> 0:02:00~0:42:30
1.上関原発の問題点 伴英幸さん(原子力資料情報室 共同代表)     
2.上関原発予定地の自然環境 武本匡弘さん(プロダイバー・環境活動家)  
<現地からの報告> 0:45:26~1:39:00
3.ビデオ 現地の様子(録画:提供 チームゼロネット)    
4.上関現地応援者報告 小中進さん(原発いらん!山口ネットワーク代表)   0:53:15~1:20:36
5.質疑応答   
<意見交換> 1:39:30~終了
6.行動提起   上関どうするネットより
  緊急ハンカチアクションの呼びかけ 上関原発を建てさせない祝島島民の会
7.国会議員の皆さんから
途中、社民党・立憲民主党の国会議員の方からのメッセージあり。
主催:上関原発計画どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~
(略称:上関どうするネット)
 ほか15団体・グループの呼びかけにより開催
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12・3院内集会での行動提起
〔国会議員の皆さんへ〕 
・海上ボーリング調査の現場を視察し、祝島の人たちの声を聞いてください。
・山口県と中国電力に調査の結果の必要性とこの間の経緯について問い合わせてください。
・議員有志で今回の海上ボーリング調査に関する声明を出してください。
・現場の混乱の防止と祝島の人たちの漁業権確保について、政府に問いただしてください。
〔みなさんへ〕
・原発を建設するための海上ボーリング調査の動きを周りの方に伝えてください。
そのため
「上関原発を建てさせない祝島島民の会」のブログ
http://blog.touminnokai.main.jp/
「祝島島民の会青年部」のツィッター
https://twitter.com/touminnokai
「祝島島民の会青年部」のツイキャス
https://twitcasting.tv/c:touminnokai/movie/578774421
をSNSで広めてください。
・山口県と中国電力に電話やFAX、メールなどで抗議してください。
「知事への提言」(山口県)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/…/a11000/chi…/proposal.html
「ご意見・お問い合わせ>原子力情報」(中国電力)
https://www.energia.co.jp/cgi-bin/form/atom/system.cgi

2019年12月9日月曜日

【報告】緊急院内集会12/3「海洋ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて」

緊急院内集会「海洋ボーリング調査の中止と上関原発計画の撤回を求めて」は15の呼びかけ団体・グループの賛同をいただき、昨日130名の参加をいただいて無事終了しました。
ご協力いただいた皆様、参加された皆様、ありがとうございました。
集会では、原子力資料情報室共同代表であり当会メンバーの伴英幸さんから上関原発の問題点について、プロダイバー・環境活動家の武本匡弘さんから世界的に見ても田ノ浦の海がいかにすばらしいかというお話をいただきました。

また、現地田ノ浦の海の様子をありありと伝えるチームゼロネットメンバーのツイキャス録画を借用して上映した後、山口県田布施町からおいでいただいた小中進さん(原発いらん山口ネットワーク代表)から上関原発計画予定地周辺の現在の陸の様子がよくわかる写真を見せていただきながら、上関原発反対運動の経緯をご紹介いただきました。
小中さんのお話の中で印象的だったのは、「とにかく諦めないこと」という言葉です。

最後に上関どうするネットからの行動提起を発表、続いて祝島島民の会からの緊急ハンカチアクションのアピールを紹介、その場でみなさんに布メッセージを書いていただきました。
また、毎日海に出る祝島の皆さんへの応援カンパとして会場の皆さんから心のこもった金額を多くお寄せいただき、島民の会へ送金いたしました。

動画は https://www.youtube.com/watch?v=6VGs5QFFcPs に公開しました。内容を別の記事にいたします。

2019年11月20日水曜日

2019/12/03 緊急院内集会「海上ボーリング調査の中止と上関(かみのせき)原発計画の撤回を求めて」

 山口県上関町では11月8日(金)から、中国電力が上関原発計画にかかる海上ボーリング調査のための測量をしようとして田ノ浦の海にやってきています。そのため、対岸祝島の漁師さんたちがシケなどで中国電力がやってこない日以外は連日、朝から中国電力の船が引き揚げるまで、田ノ浦の海で漁をしながらこれをくい止めています。
 このボーリング調査を許すということは、そのまま上関原発計画を進めるということになります。決してこれを認めることはできません。
 そこで、私たちは海上ボーリング調査の中止と上関(かみのせき)原発計画の撤回を求める緊急院内集会を、12月3日(火)16時から衆議院第一議員会館1階多目的ホールにおいて開催することにしました。
 この集会は、上関どうするネットを含め15の団体・グループの呼びかけで行われるものです。
 上関原発計画につながる海上ボーリング調査を中止させるために、ぜひお集まりください。みんなの力を結集させましょう。


緊 急 院 内 集 会

海上ボーリング調査の中止と上関(かみのせき)原発計画の撤回を求めて


 政府が原発の新規立地を認めていない中、山口県は7月26日、中国電力に対し上関原発計画にかかる埋立免許の再延長と海上ボーリング調査を認めました。このことから、中国電力は11月8日からボーリング調査のための準備工事を開始、14日からボーリング調査を行う(2020年1月30日まで)としています。しかし、この埋立免許申請・許可の一連の流れを巡っては非常に多くの問題が横たわっています。
 上関原発計画に対しては、漁業への影響が大きいことから対岸祝島の人たちが1982年から一貫して反対しています。また、現地の環境保護団体と専門家が一体となって行った長年の調査により、予定地周辺が生物多様性のホットスポットであることも明らかになっています。
 私たちは、この瀬戸内海の豊かな自然を未来に残したいと願い、原発のない社会の実現を求めて、今回緊急院内集会を開くことにいたしました。
 ぜひご参集ください。

■日時:2019年12月3日(火)  16:00~18:00
■会場:衆議院第一議員会館1階 多目的ホール
■入場無料   お申し込みは不要です
※15:30ごろから衆議院第一議員会館入り口付近で係の者が通行証をお渡しします。

■内容:
1 問題の解説
  「上関原発の問題点」  伴英幸さん(原子力資料情報室・共同代表)
  「上関原発予定地の自然環境」 武本匡弘さん(プロダイバー・環境活動家)
2 現地からの報告
    現地から(録画)
    上関現地応援者報告  小中進さん(原発いらん!山口ネットワーク代表)
3 意見交換
    国会議員の皆さんから
    今後への提言(上関どうするネットより)

■呼びかけ団体・グループ
上関どうするネット / 国際環境NGO FoE Japan / ふぇみん婦人民主クラブ / 原発を考える品川の女たち / 環境まちづくりNPO元気力発電所 / NPO法人川崎フューチャー・ネットワーク / チームゼロネット / プルトニウムフリーコミュニケーション神奈川 / 脱原発をめざす女たちの会 / 市民電力連絡会 / 原子力規制を監視する市民の会 / アジア太平洋資料センター(PARC) / ラムサール・ネットワーク日本 / 環境まちづくりNPOエコメッセ / きらきら星ネット

事務局  上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~
     (略称:上関どうするネット)
連絡先   Mail:dousuru_net@mail.goo.ne.jp
                 TEL:03-6821-3211(原子力資料情報室気付 伴)
                  ※ お問い合わせはできるだけメールでお願いいたします。

(ちらしの pdf は https://yahoo.jp/box/1ezaMn からダウンロードいただけます。)

2019年11月11日月曜日

中国電力宛抗議文「 海上ボーリング調査を中止と、上関原発計画の撤回を求める」

本日2019/11/11、上関どうするネットは、山口県知事と中国電力株式会社宛に抗議文を送付しました。こちらは、中国電力株式会社宛の抗議文です。pdf版の文書は https://yahoo.jp/box/8NZaE1 からダウンロードいただけます。またこの記事の末尾に文書の jpeg 画像を貼りつけます。

海上ボーリング調査を中止と、上関原発計画の撤回を求める

2019年11月11日
中国電力(株)代表取締役 清水希茂 様
上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~
(略称:上関どうするネット)
東京都中野区中央2—48−4 小倉ビル1階
TEL 03-6821-3211 FAX 03-5358-9791
(原子力資料情報室気付 担当伴)

 「上関どうするネット」は、首都圏で上関原発問題に関心を寄せる人たちが有志で構成している市民グループです。上関町や山口県の出身者や関わりのある人たち並びに上関町の事業者と商取引のある者も加わっています。
 今般貴社は、上関原発予定地の埋め立て海域内で「断層評価を目的」とする海上ボーリング調査を、2019年11月14日から開始すると表明しています。しかし、この調査には利害関係者である祝島漁協の同意がなく、私たちは貴社の強行姿勢に怒りを禁じえません。調査中止と上関原発計画の白紙撤回を求めます。
祝島漁協(山口漁協祝島支所)の同意がない中での調査強行は、利害関係者の同意を必要とする海岸区域占用許可手続きに違反しており、準備活動を含めて即刻中止するべきです。
 祝島漁協をはじめ島民の大多数が上関原発計画に38年もの間反対し続けています。こうした島民の方々の思いや姿勢を貴社は長年にわたって踏みにじってきました。しかし、福島原発事故が起き、その爪痕がなおも福島の人びとを苦しめ、健康への深刻な影響が指摘されています。また、事故炉の廃炉が40年を超える長期にわたりその費用も50兆〜70兆円と評価(日本経済研究センター)される中、その教訓も無視して、原発建設へ向けた調査を強行することは許されません。
 ボーリング調査による騒音で魚が逃げると、漁業者たちは漁業へ悪影響を及ぼすことを心配しています。貴社は調査期間を2020年1月30日までと公表していますが、調査は海域に櫓を組み騒音の中で行なわれるでしょうから、これに伴う環境影響や漁業への影響を無視してはなりません。
 政府の原子力政策は上関原発計画を新規立地に位置づけており、同時に新規立地を認めていません。政策として認めていないことを強行するのでしょうか? 同時に第5次エネルギー基本計画では将来に向けて再生可能エネルギーを主力電源化することを政策方針としています。時代は再エネへと流れています。これまで電力業界は石炭火力+原発で二酸化炭素排出率の削減を主張してきましたが、排出量は結果として増えてしまっているのです。更にこれまでの強引な原発建設への貴社の取り組みは40年にわたる地域の分断をもたらし、地域住民に苦痛を与え続けています。こうした古い考えを転換して、上関原発計画を撤回して、貴社としても再エネの主力電源化に積極的に取り組むことを求めます。

村岡嗣政山口県知事による海上ボーリング調査許可の撤回を求める声明

本日2019/11/11、上関どうするネットは、山口県知事と中国電力株式会社宛に抗議文を送付しました。こちらは、山口県知事宛の抗議文です。本文書のpdf版は https://yahoo.jp/box/nZoBFR からダウンロードいただけます。また末尾に jpeg 画像を貼り付けます。

村岡嗣政山口県知事による   
海上ボーリング調査許可の撤回を求める声明

2019年11月11日

山口県知事 村岡嗣政 様
上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~
(略称:上関どうするネット)
東京都中野区中央2—48−4 小倉ビル1階
TEL 03-6821-3211
(原子力資料情報室気付 担当伴)

 「上関どうするネット」は、首都圏で上関原発問題に関心を寄せる人たちが有志で構成している市民グループです。上関町や山口県の出身者や関わりのある人たちも多く加わっています。

 今般中国電力は、上関原発予定地の埋め立て海域内で「断層評価を目的」とする海上ボーリング調査の許可を山口県から得たとして、2019年11月8日から準備工事を14日からのボーリング調査を開始すると表明しています。

 このことは貴職の中国電力による海上ボーリング調査への許可が、その起点となっています。しかしながら、この許可そのものが無責任な行為であり、到底容認できるものでありません。今回の事態を引き起こしている貴職の許可行為について、怒りを禁じえません。今からでも遅くはありません。許可を取り消してください。

以下、許可撤回を求める根拠を述べます。

●許可と条例趣旨との不適合 ~ 漁業者の了解はあったのか
 報道によれば、貴職は今回の許可理由を「条例に基づき審査を行い、審査基準に適合していた」と説明しているとのことですが、条例に基づく「一般海域占用許可基準」には「許可の条件」として「申請書の記載事項に関する条件のほか、(中略)個々具体的な場合において種々の条件を附すことにより占用が一般海域の機能に支障を与えないよう措置するものとする」との要件が記されています。許可申請書には利害関係者の同意が明記されていますが、田ノ浦周辺を漁場とする祝島漁協の合意は得られていません。貴職は「海域周辺で漁業や遊漁が行われる可能性があり、事故やトラブルのないよう対処」することを中国電力に口頭で伝えたと報じられていますが、過去の経緯を考えれば、口頭通知で十分とは考えられません。貴職のこれまでの発表にはこれらについて一切触れられていませんが、報道などから判断するに、利害関係者の合意書の添付の有無を確認したとは考えられません。したがって、今回の許可は貴職が定めた条例に違反する行為だったといわざるを得ません

●着工見込みのない原発建設のためのボーリング調査を許可した理由が不明
 貴職は2019年7月26日に発出した平31商政第394号「上関原子力発電所建設予定地の埋立工事について(要請)」において、「発電所本体の着工時期の見通しがつくまでは、埋立工事を施行しないこと」と中国電力に要請していますが、このことは現時点で「発電所本体の着工時期の見通し」がないことの言明です。
 一方政府は現在も「原発の新規立地は行わない」としています。
 にも拘わらず、なぜ今、原発建設へ向けた海上ボーリング調査に対して許可を出したのでしょうか? 許可権者として、その判断根拠を県民や全国の市民に説明できるのか、大いに疑問です。仮に原発が建設されることになれば、貴職は県民の命を守る重責を負うことになります。単なる申請と許可という手続き論ではすまされません。

●海上ボーリング調査の環境影響への評価の不明
 海上ボーリング調査は中国電力のホームページでは「断層と上載地層の関係による断層評価を目的としたボーリング調査」となっています。櫓を組み機器を設置して穿孔するのですから、環境への影響を与えることになります。この環境影響をどのように評価して許可に至ったのかを明らかにするべきです。また、漁業者たちはボーリングに伴う音で魚が逃げると漁業への影響を指摘していますが、これもきちんと評価するべきです。どのように評価したのかを明らかにするべきです。こうした評価なく許可を与えることは許されません。

以上

2019年9月27日金曜日

上関どうするネットのニュースレター、「国会ニュース」のvol.19と、「イベント特集号」が出来上がりました。pdf 版は
「国会ニュース」vol. 19 は https://yahoo.jp/box/IDj0M2
「イベント特集号」は https://yahoo.jp/box/d19cCU
からダウンロードいただけます。
「国会ニュース」vol. 19ではこの7月26日に山口県知事が中国電力の二度目の公有水面埋立免許延長申請を認めた問題について、「イベント特集号」では、6月16日に開催した「いらんじゃろう!上関原発~人も自然も生きものも~」の概略を紹介しています。






2019年7月12日金曜日

アンケート回答一部公開します(「いらんじゃろう!上関原発2019」)

2019年6月16日に開催した、「いらんじゃろう上関原発2019~人も自然も生きものも~」の来場者アンケートにお書きいただいた内容の、無記名で公開可と指定いただいたコメントを、公開します。記入に協力いただき心より感謝申し上げます。

口県出身の者としてとても大きな問題です。山口に原発ができたら帰省したくないと思い、活動に関心を持っていました。
反対を貫いてくださった地元の方々には感謝です。
さん、堀田さん、河合さんと、三者三様の立場からの発言が興味深かった。堀田さんのお話や写真が新鮮だった。Q&Aも聞き応えがあった。
ても元気の出る集会でした!! 来年もやってください!
合氏の話で、東海第二原発のことは新聞紙上で取り上げられているが、周辺30キロ内に100万人と聞くが、首都圏全体への影響は余り報じられていないのでショックな話だった。
ゲストのお話判りやすく、ユーモラスでよく判りました。
一民間企業(しかも地域独占)の利益のために限定することが不可能な程の危険と不安を市民に強いる原発には絶対反対。再稼働(新設)は論外!
府は、日本は貴重な豊かな自然がいかに大切なものかを全くかえりみず、経済や大企業一辺倒の姿勢を示しており、日本の国土を壊し続けています。
上関原発の反対運動のことは耳にしておりましたが、計画が持ち上がって37年もの長い期間の地道な運動についてはほとんど知らなかったので感動しました。以前よりいっそうの関心を持つことになったトーク会でした。
それぞれの方のお話時間が短すぎてとても残念。時間を伸ばせないのであれば.3人を2人(お一人は次回トーク会に)にとか、質問時間をトーク時間に回したら、と思いました(お一人30分前後ではあまりに短いです)。
発の問題を考えよう、実状をもっと知りたいと思う人がこんなにいて、こうして集まっているのに、日本は原発推進の方針を変えていない。どうしたらこんなバカらしい原発推進を停められるのか。上関や祝島で長いこと反原発の運動に関わっている人に、本当に御苦労さまと言いたい。私はこういう会に出てお話を聞くことしかできていないと申し訳なく思っています。
三方の話はそれぞれ違った観点からのもので、とても興味深かったです。もう少し広い部屋で、学生さんも参加しやすいように開催できないものでしょうか?
合弁護士の歯切れのよい、力強い解説・アピールに感銘を受けました。
原発即廃止!
合弁護士の講演にはいつも勇気を貰う。
世を変革するには変革後の姿が語られる必要があり、河合先生にはその姿を想像させてくれる力を感じます。
スコミにどうやってもっととりあげさせるか?
37年間の長期にわたる反対運動を取り組んでいる現地の皆さんの努力に敬意を表します。
上関原発計画白紙撤回実現まで微力ながら東京でも応援させていただきます。
原発の運動を「しぶとく」頑張っている皆さんに敬意を表します。
祝島をはじめ各地の運動が電力会社や経産省、規制委員会など関係者に「じわりじわり」と圧力になっていると思います。
「上関どうするネット」も含めて、われわれ市民が「共闘」していくことの重要性を感じています。頑張ろう!
いで生きるのもいいかも💙

2019年7月8日月曜日

上関どうするネットニュース2019年06月01日号

2019年6月1日号として発行した「上関どうするネットニュース」の pdf 版を に公開しましたのでご活用ください。jpeg 画像を参考用にはりつけます。上関原発計画地の公有水面埋立免許延長の不許可を求めるとともに、北海道胆振地震でのブラックアウトについて解説しています。

動画公開「いらんじゃろう上関原発2019~人も自然も生きものも~」(2019/06/16))

2019年6月16日に開催した、「いらんじゃろう上関原発2019~人も自然も生きものも~」の、主催者撮影の動画を公開しました。以下の、当ネットのYouTubeの再生リスト(https://www.youtube.com/watch?v=UR9KmNs0oko&list=PLT68K5xpCw_xOhg97fOF9j8H0zZrq_5re)に加えましたので、ご高覧ください。
今回公開された動画二点は以下です。
(1)「いらんじゃろう上関原発2019・講演(質疑応答も含む)」https://youtu.be/XXGRQCgTbLE 
詳細:
「いらんじゃろう上関原発2019~人も自然も生きものも~
2019年6月16日(日)
13:30~16:00
第一部 
「上関原発計画の現状」伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
「祝島に移住しました」堀田圭介さん(祝島在住、岩田珈琲店店主)
「脱原発・自然エネルギーで日本を変える」河合弘之さん(弁護士、映画『日本と原発
』監督)
第二部 質疑応答
(2)「いらんじゃろう上関原発2019・パレード 」https://youtu.be/UR9KmNs0oko 
詳細:
いらんじゃろう上関原発2019~人も自然も生きものも~
2019年6月16日(日)
パレード(水道橋界隈)
以上

2019年6月28日金曜日

山口県知事宛に、中国電力に対し工事竣功期間伸長許可を与えないよう求める要請書を提出しました

上関原発どうするの?〜瀬戸内の自然を守るために〜(略称:上関どうするネット)は、2019年6月10日に中国電力株式会社が山口県知事宛に提出した公有水面埋立免許の工事竣功期間伸長許可申請に対して、許可を与えないよう求める要請書を同県知事に6月27日付けで提出しましたので、ここに報告いたします。(なお、この文章のpdfは https://yahoo.jp/box/cGvC9u からダウンロードいただけます。)


村岡嗣政山口県知事 様


2019年6月27日
上関原発どうするの?〜瀬戸内の自然を守るために〜
(略称:上関どうするネット)
164−0011 東京都中野区中央2-48-4 小倉ビル1階
NPO法人原子力資料情報室気付(担当:伴英幸)


 私たちは上関原発計画の白紙化を求める首都圏の住民の集まりです。6月10日に中国電力(株)が知事宛に提出した公有水面埋立免許の工事竣功期間伸長許可申請に対して、許可を与えないことを要請します。

 その理由は以下の通りです。

1. 虚構の重要電源開発地点指定

 重要電源開発地点指定が現在も引き続き有効であり、事情の変化がない限り解除は考えていないというのが経産省の「回答」ですが、経産省は「事情の変化がない」との判断について「事業者(中国電力)からの重要電源開発地点解除の申し出がない中で、その指定を国みずからが解除する必要はない」(2017年5月12日衆議院経済産業委員会における世耕大臣の答弁)としています。これでは、中国電力は政府が解除していないことを根拠に、政府は中国電力から解除の申し出がないことを根拠に引き続き有効としていることになります。両者が相手を根拠にしている状態では、虚構の「回答」と言わざるを得ません。このような虚構を伸長の根拠にすることは行政の不作為と言う他ありません。


2. 現状は重要電源開発地点指定の要件を満たしていません。
  • 指定要件の1)に事業者の供給計画に記載のあること、となっています。しかし、電気事業法第29条1項に基づき中国電力がOCCTO(電力広域的運営推進機関)に提出している供給計画において、上関原発は供給計画に入っていません。また、政府は第5次エネルギー基本計画において2030年時点の発電電力量における原子力の割合を20〜22%としていますが、この中に上関原発は含まれていません(新設なくても達成できると政府は述べています)。
  • 指定要件の4)に計画の具体化が確実な電源であること、となっていますが、中国電力の経営計画では着工時期や竣工時期は未定となっており、建設計画が具体的ではなくなっています。
  • 指定要件の5)に電力需給対策上重要な電源であること、となっていますが、上記OCCTOに提出した供給計画によれば、向こう10年間の需要予測は18年度よりも減少しています。この傾向は電力の自由化の進展の中で続くことになると考えられます。他方、供給力は島根3号炉の再稼働申請により大幅に増えることになります。もはや上関原発計画は需給対策上重要な電源ではなくなっています。
  • 重要電源開発地点の指定に関する規程によれば、指定要件の「いずれかに適用しなくなったとき、その指定を解除することができる」としています。上記3要件がすでに適合していないのですから、本来なら指定解除すべきところです。経済産業省が解除しない理由は上記1.で述べましたが、それは明らかに政府の不作為です。山口県知事としてこれを追認するべきではありません。

3. 09年の設置許可申請は事実上白紙に

 原子力規制庁によれば、13年に策定された新規制基準策定により、09年の許可申請では審議できません。2011年3月までに旧原子力安全・保安院において申請に基づく審査が行われ、一部地質調査の継続が指示されましたが、福島原発事故後は一度も審査されていません。原子力規制庁は、中国電力が審査を望むのであれば、申請書の出し直しか補正書を提出する必要があると述べています。以前の許可申請では審査される状態にないことが明らかであり、事実上の白紙状態と言えます。

 中国電力は2023年3月までの伸長を申請していますが、これまでの間に、上記2並びに3で述べた状況が変化し、上関原発建設へと向かう可能性は皆無と言っても過言ではありません。こうした現状を踏まえて県知事は公有水面埋立免許の伸長を許可しないことを求めます。


2019年6月16日日曜日

6/16「いらんじゃろう!上関原発2019」(東京)のご案内

今年も開催します! ふるってご参加くださいませ。チラシのpdfファイルを https://yahoo.jp/box/yvP9no に置きましたので、ご利用ください。
(6/15記 FAX、web予約フォーム でのお申し込みは締め切らせていただきましたが、お席はまだございます。ご予約の方は dousuru_net@mail.goo.ne.jp にご連絡お願いいたします。)


トーク&パレード

いらんじゃろう! 上関原発2019~人も自然もいきものも~


瀬戸内海の西の端、山口県上関町に原発計画が持ち上がって37年目。
建設予定地周辺は希少生物の宝庫であり、対岸の祝島の人たちが生業をたてる豊かな海域です。島をあげての粘り強い反対運動で原発建設を食い止めていますが、中国電力はこれから2基の原発を作ろうとしています。

2011年の3・11東電福島原発事故から8年、いまだに事故は収束できず放射能は放出され続け、「原子力緊急事態宣言」は解除されていません。5万人以上の人たちが故郷に帰れず、かけがえのない日常を奪われたままです。

多くの人たちが「もう原発なんて、いらんじゃろう!」と思っています。
今と未来のために、原発のない社会を私たちが選択し作り上げていきましょう。

数多くの原発裁判を手がけていらっしゃる河合弘之さんに、世界の潮流を
見据えた広い視点からのお話を、
祝島に移住された「岩田珈琲店」店主の堀田さんに島での暮らしや思いをお話ししていただきます。
皆さん、ぜひおいでください。

日時:2019年6月16日(日)13:30~16:00(開場13:00)
                 16:30 パレード出発(錦華公園より)
場所:明治大学リバティタワー 9階1096教室
    (東京都千代田区神田駿河町1-1)
https://academy.meiji.jp/guide/access.html

参加費:1000円(高校生以下無料) 予約優先
(パレードのみご参加の場合は参加費不要です)

予約方法
①FAX 03-5358-9791
②web予約フォーム http://ur0.link/T1js
ゲスト
河合弘之さん(弁護士、映画『日本と原発』監督)
堀田圭介さん(祝島在住、岩田珈琲店店主)

主催:上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~ (略称:上関どうするネット)
ブログ:http://kaminoseki.blogspot.com/  
お問合せMail: dousuru_net@mail.goo.ne.jp

賛同者募集中! 個人1口 1,000円、 団体1口 3,000円
             郵便振替  00130-3-338139  加入者名 上関どうするネット
 銀行振込 ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)当座 0338139
   加入者名 上関どうするネット
 *通信欄に『6.16賛同』とお書きください。

2019年5月11日土曜日

賛同団体リスト(6/14現在)(「トーク&パレード いらんじゃろう!上関原発2019」)

(この記事は賛同団体の増加とともに更新されます。)

わたくしどもが2019年6月16日(日)に東京で開催する、「トーク&パレード いらんじゃろう! 上関原発2019」の6月14日現在の賛同団体のリストを掲げます(ありがとうございます)。

リストの下に、「賛同のお願い」を掲げます。
団体賛同の申し込みを6月2日までにいただいた場合、当日プログラムに団体名を掲載させていただきます。可・不可をご連絡願います。なお、賛同団体でご希望がある場合、チラシを配布資料として折り込みますので当日早めにお持ちください。(当日、会場には置きチラシのコーナーはありません。)

1. ふぇみん婦人民主クラブ
2. 国際環境NGO FoE Japan
3. 原子力規制を監視する市民の会
4. 原発を考える品川の女たち
5. 有明海漁民・市民ネットワーク
6. 環境まちづくりNPO 元気力発電所
7. グリーンピープルズパワー株式会社
8. 原子力資料情報室
9. NPO法人 市民電力連絡会
10. 瀬戸内うみすずめ会
11. 環境まちづくり エコメッセ
12. 東京・生活者ネットワーク
13. 品川・生活者ネットワーク
14. 大田・生活者ネットワーク
15. 練馬・生活者ネットワーク
16. いのち・未来 うべ
17. 原発いらん! 山口ネットワーク
18. 核・原発のない未来を子どもたちに@練馬
19. 山口から日本を変える市民の会・山陽小野田
20. 上関原発を建てさせない山口県民連絡会
21. 


いらんじゃろう! 上関原発2019 ~人も自然もいきものも~
賛同のお願い

瀬戸内海西部、山口県上関町に原発建設計画が持ち上がって37年目。
祝島の人びとの島をあげた根強い反対で、工事も海の埋立てもくい止めていますが、中国電力は新規原発を2基つくる計画をすすめようとしています。
2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故から8年、いまだに事故は収束できず、放射能は放出され続け「原子力緊急事態宣言」は解除されていません。多くの人が脱原発を望んでいるのに、なぜ日本は原発をやめられないのでしょうか?

「もう、原発なんていらんじゃろう!」

この問題について、数多くの原発裁判を手がけていらっしゃる弁護士の河合弘之さんと、札幌から祝島に移住され岩田珈琲店を営む堀田圭介さんにお話しいただきます。
上関原発計画をなんとしても白紙撤回に追い込むため、全国の皆さまのお力が必要です。
皆さまのご賛同を心よりお願い申し上げます。

■日時・会場 2019年6月16日(日)13:30~16:00 明治大学リバティタワー(東京・お茶の水)
■賛同金 個人1口 1,000円  団体1口 3,000円
■振込の場合
 郵便振替口座 00130-3-338139 加入者名 上関どうするネット
        *通信欄に「6.16賛同」とお書きください。
 銀行振込 ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店(019) 当座0338139
      加入者名 上関どうするネット

*団体賛同は6月2日申込分まで当日プログラムとブログに団体名を掲載させていただきます。可・不可をご記入願います。なお賛同いただいた団体でご希望のある場合は、チラシを配付資料として折り込みますので早めにお持ちください。

主催: 上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~(略称 上関どうするネット)

メール dousuru_net@mail.goo.ne.jp   ブログ http://kaminoseki.blogspot.jp/


2019年1月16日水曜日

2月21日(木)学習会「ほんとはどうなの? ブラックアウトと接続抑制」

「上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~」では、2019年2月21日(木)夜、新宿区で、「ほんとはどうなの? ブラックアウトと接続抑制」というテーマで学習会を開催します。上関どうするネットメンバー以外の方もご参加いただけます。ご来場をお待ち申し上げます。(pdfチラシはこちらです。)



学 習 会
ほんとはどうなの?
ブラックアウトと接続抑制

 2018年9月6日北海道胆振(いぶり)地震が起こり全道がブラックアウトに、一方九州電力は2018年9月と、そしてこの正月にも、太陽光・風力などの再エネ電力の接続抑制に踏み切りました。
 
 どうしてこのようなことが起きるのでしょうか? 本当のところはどうだったのでしょうか?
 大規模発電所から大消費地へ電力を供給する現在の電力供給システムでは避けられない問題ではないでしょうか? 
 私たちの関心ごとでもあり真相を知りたいと考え、学習会を企画しました。
 講師の竹村英明さんは全国の地域主導型発電の普及に努めながら、自ら電力事業にも取り組んでおられる方です。こうした疑問点についてわかりやすくお話しいただきます。

 なお、2月21日は上関原発計画をめぐる様々な出来事の中で忘れられない日です。2011年の2月21日から23日まで、中国電力は上関原発予定地に大勢の警備員と作業員を送り込み、埋立てを強行しようとしたのです。私たちの怒りの原点でもあるこの出来事を忘れないためにも、この日に集い、脱原発と持続可能なエネルギーの在り方を考える機会としましょう。
♢ ♢ ♢

日時:2019年2月21日(木) 18:30~20:30
場所:エコギャラリー新宿2F研修室
   新宿区西新宿2丁目11−4(アクセスについては下段をごらんください)
資料代:500円
講師:竹村英明さん(NPO法人 市民電力連絡会 理事長、株式会社イージーパワー・株式会社グリーンピープルズパワー 代表取締役)
主催:上関原発どうするの? ~瀬戸内の自然を守るために~
 
※ 準備の都合上、 事前に E-mail: dousuru_net@mail.goo.ne.jp へお申し込みいただ
けると助かります。(当日参加も可能です)
※ Facebook に「イベント」を作成しました。こちらでも参加を表明いただけます。
  
♢ ♢ ♢

「エコギャラリー新宿」へのアクセス
  https://www.shinjuku-ecocenter.jp/access/
●徒歩:新宿西口より約15分
●バス:新宿駅西口ターミナル17番乗り場
     ・宿32【佼成会聖堂普門館前】行き「十二社池の下」より徒歩1分
     ・宿33【永福町】行き「十二社池の下」より徒歩1分
    新宿駅西口地下広場シャトルバス乗り場
     ・CH01(循環)【都庁舎】行き「都庁第一本庁舎」より徒歩7分
●地下鉄:大江戸線「都庁前」駅A5番出口より徒歩5分
     丸の内線「西新宿」駅2番出口より徒歩10分
●Google Map へのリンク https://goo.gl/maps/PFXWQfjyB992