2010年5月9日緊急シンポジウム「いのちの海を埋め立てないで! ~瀬戸内・長島の海から自然との共生を考える~」で書いていただいたアンケートの回答のうち、主なものを以下に列挙します。
思わず会場の熱気を思い出しました。みなさまありがとうございました。
- 今日は参加し、知らなかった大切な情報を入手でき、大変に良かった。私自身が広島・呉で生まれて育ちました。子どもの頃には竹原の海で泳いだ。瀬戸内海の海岸のあたりまえの風景がこのように貴重なトコロだったことを知りました。その自然が危機に瀕しているコトを知らずに今までいたこと、申し訳なく思いましたが、今から出来ることやらねば!と強く思っています。埋め立てを阻止できるよう、上関原発について知らせていきます。参加出来て感謝。◆質問:現地見学は可能ですか?夏休み、里帰りした折りにぜひ子どもと自然の大切さを実感したい。
- 上関原発については東京圏のメディアではあまり報道されず、私自身が知ったのも『DAYS JAPAN』によってですから最近です。このようなシンポジウムが多く開催されることを希望します。*原発から自然エネルギーへのシフトには賛成ですし、政策としても取り入れるべきだとは思いますが、風力発電については問題が多そうに感じます(洋上はわかりませんが)。
- 午前中は鎌仲監督の“文科系タイプ”の人びとに分かりやすく訴える話、午後は専門家の調査などに基づく“理系タイプ”の人びとに分かりやすい構成、両者あるのがとても良かったです。講演の最後の方に、祝島で闘いを実践している山戸さんのお話でしめたのが実に効果的、理解でき良かった。28年間自分たちだけで闘ってきた方々に、みながつながって、この建設を阻止することができたら、現代の閉塞感をつき破る突破口となるはず。その成功を世界に向けて発信したら世界は変わります。「環境・人権・平和」は一体だということを広く知らしめ、わかり合いたいです。原発は「差別構造の上に立つ」も。
- なおせないものを壊すことはもうやめてほしい。ほんの一部の権力と金のためにやりたいほうだいの人間たちのせいで多くの人間が涙を流すことにもうたえられない。
- 民主党が原発推進政策をとるのは電力労組が支持母体であり、電力労組の主体が日立、東芝、三菱などの原発メーカーだからだ。原発に関わっていない会社のものを買う運動を推進するのはどうか。消費者のボイコット運動が南アフリカのアパルトヘイト廃絶に効果的だった。
- 鳥類保護の目的から初めて「原発問題」と向き合い、このシンポジウムでより理解が深まり、本当に感謝しております。補償金供託までされている祝島漁協の方々には心から敬意を持ちました。
- 自然は一度壊したら元に戻すことは困難である。上関原発はじめ原発は全て辞めさせるべき! 太陽光による電力など、自然力による電力100%で生活したい。他の生物と共生したい。
- 本当に体をはって自然とつきあっている人―金で動かない人―と出会うと、私は何をしているんだろう?と思う。私がやるべきことを考えていきたい。鎌仲さんの映画を早く見たい、そして祝島に行ってみたい。
- 鎌仲さんのエネルギーシフトの話はとても良かった。ただし、祝島のエネルギー自立の具体案を示していただけると、さらに良かったと思う。埋め立て反対! 山戸さんの「差別」構造についての発言は確かにそのとおりだと思う。
- 初めてこの問題を知りました。守らないといけない自然、本当に必要なものはこの自然のエネルギーであり、人々のエネルギーのある生活、これを壊す開発は我々に何を生み出すのか?
- 議論を深めるには、相方の意見をきちんと見つめ、論理的に主張していく必要があると思います。上関での原発建設が中止になることを願っています。
- 原子力発電所の恐ろしさに対する理解が非常に深まりました。放射能の問題だけでなく、原子力発電所が温排水を大量に排水すること、殺生物剤を多量に使用することを今回初めて知り、大変驚きました。何としても美しい海を守っていかなければと感じました。
- 数の少ないもの、声を出せないものを蔑ろにすることは、どの分野(世界)にも起きている。それは何故なのか。もしかすると形が違っても自分の中にあるのではないかと考えると愕然とした。利権(自利)に目がくらむ人間の弱さ愚かさに尽きるかと思うと、心が重くなる。でも、今日の報告や発表を伺うと、「あきらめない」と考えることができます。ありがとうございました。
- 温排水の影響、塩水(塩素?)処理水の影響があることはなんとなく感じてはおりましたが、専門家からお話が聞けて、やっぱり!と確信出来ました。海はつながっていることを改めて確信しました。
- “知らない”っていうことが一番こわいというか、一番の問題。原発の真実や上関のこと、瀬戸内の自然の豊かさをもっともっとたくさんの人に知ってもらう、知るきっかけをつくることが大切ですね! 鹿児島出身の私には、人ごととは思えません!!(川内原発があるので)
- 生物多様性 → 格差の喪失 格差、差別につながるとはじめて知りました。
- 鎌仲監督の明解で力強いメッセージに希望が持てると感じました。
- この目のさめるような周防灘の海域、生物多様性を守り抜くことが、自然を守り、持続可能な社会を作ることだと実感しました。知らない事だらけです。こんなに貴重な自然環境だということを、もっと多くの人に知らせなければですね。それが埋め立てられ、原発という危険にさらされそうだということですね。
- 加藤先生の話が特に興味深かったです。いかに原発が、海を破壊し、将来の環境を取り戻せないものであるかがよく判りました。
- 実際に研究されている方(専門家)や、地元で活動されている方、NGOの方など多くの方からの意見を聞けて大変勉強になりました。知らなかったことを知り、いかに自分が無関心だったかを思い知りました。
- 生物多様性の意味を知り、なっとくした次第です。まず自分の生活の中でもっともっと考えなければならない。既に全国で54基が働いているが、その具体的な影響を知りたい。
- 全国に原発が55基もあるとはまったく無知でしたよ! ヒバクの恐ろしさは知っていたけど、都内に住んでいると、スイッチをONにすれば、電気、ガス、水道……。安心で当たり前の気持ちを、新しい考えで今日から情報を集めます!! ぜひ現場を見たいと思いますので、その時はよろしくお願いします。
- 日本で最もすばらしい自然を原発でつぶさせてはいけない。ラムサール条約・生物多様性の意義を市民みんなが理解するように広めていく必要。原発で地球温暖化をストップ・CO2減をさせることはできないことを広く知らせていく必要を感じた。
- 世界でも原発は減らされている傾向にあるのに、こういう無茶な計画がすすめられてしまうのは、お金を中心に考えてしまって、視野がものすごくせまくなってしまうからなのだろうなと感じました。
- 活動はエンドレス! あきらめてしまいがちな厳しい状況の中でもあきらめないことが大切であることを、改めて感じた。どんな状況になろうとも、調べて記録し続けることによって、未来の子どもたちへのメッセージを送りたい、という高島さんの言葉に感動しました。
- 生物多様性の意味、重要性がよくわかった。日本の将来、進むべき道をも示されたと思う。
- 「原発反対!」では抵抗のある人、よくわからないと判断保留している人、CO2の観点から必要、やむを得ないと考える人なども、生物多様性の観点からは判断できると思う。「守る活動は一生もの」(開発法子さん)が印象的。一部の方の負担にならないよう、人類みんなが抱いて生きるべきことばだと思った。
- 自然のしくみがなければ、私たち人間も生きていけないこと、そして、そうした仕組みを守ることは私たちの未来を守ることであると考えています。長島の海は、絶対に埋められるべきではないし、それを28年間も守り続けてきた祝島の方々に深い敬意を抱きます。計画を推進している中電も県も、一刻も早く自然資源の意味――自分たちもその恩恵の中に生きていること――に気づいてほしいと思います。
- 瀬戸内海は本当に、世界に誇れる場所だと改めて思いました。
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