2014年10月14日火曜日

【報告】公開学習会「新井章吾さん(海藻研究所所長)に聞く 上関の海中の自然と山口県東部で進む地域活性化の連携」

2014年10月11日(土)13時半から東京・生活者ネットワークの会議室において、公開学習会「新井章吾さん(海藻研究所所長)に聞く 上関の海中の自然と山口県東部で進む地域活性化の連携」を開催しました。
参加くださった皆様、ありがとうございました。

お話の間に参加者からの質問を受け、それに対してより丁寧な解説を加えていただくというスタイルの、非常に熱のこもった学習会となりました。

第一部が、湧水やスギモクなど田ノ浦の特性を形作る要因を各地での調査結果をまじえながらの解説、第二部では海藻を使った有機農業、上関町、周防大島などで広がる地域活性化の動きについてのお話でした。

アンケートにもありますが、「目からうろこ」のお話が繰り広げられ、好奇心をかき立てられました。
例えば、アオサを肥料に使ったら雑草も生えなかったとか、塩害というのはまったくでたらめなど。

また声高に原発反対と言わなくても、こうした、地方の有機農産物、あるいは水産物等の販路を都会で広げることにより、地方が元気づけられ、おのずと原発は要らないという認識が広がっていくものであり、こうした考えに基づいて、地域の活性化、連携に力を入れておられるということでした。
また、こうした取り組みをするときに、マスコミを巻き込んでいくことが非常に重要なポイントとなるというご指摘もありました。

学習会に参加された方のアンケート結果(要旨)をご紹介します。
●里山里海連携を広げ、農業漁業で食える(子供を育てることができる)ようになることが必要。
●塩害はデマというお話やアオサの肥料は目からウロコが落ちる思い。
●近隣地域と連携が出来たら素晴らしいが、一番難しいのでは。
 Uターン、Iターンした人が再び都会へ戻るOターンすることが多いのでは。
●仲間(理解者)を増やすことが大事。
●田ノ浦湾付近の自然の様子を知り、興味がわいた。以前から祝島での反対運動を応援してきたが、上関の方まで広げたい。
●意外なことが多くあり、非常に有益だった。
●興味深かった。




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